4kaku design

マーケティングを勉強しているWebデザイナーのノート

マニュアルの導線と見せ方について考える

私事ですが、先日HDDレコーダーとWi-Fiの中継機を買いました。
その設定をしているときに、ガジェットのオンラインマニュアルについて改めて色々見てみたことがあったのでまとめておきます。


ユーザーはGoogleの検索結果から来るものと思え


今回購入したのはSONYのnasneとBUFFALOの無線LAN中継機。nasneはやっぱりSONYというだけあって、ややポップな質感ながらも使いやすかったのですが、問題は無線LAN中継機の設定。ネットワークの接続環境なんて家によって千差万別。パーフェクトなマニュアルなんてありません。というわけで、ぐぐりました。


検索結果

検索結果


上の画像が検索結果です。探していた内容にぴったりのページがトップに表示されました。
話が逸れますが、ページ内のリンクが目立たなさすぎて最初の設定画面が出せないという憂き目にあったりもしたので、自分がページをデザインするときはリンクはきちんと目立たせようと思いました。

動画マニュアル、意外と便利です


BUFFALOのマニュアルページ

BUFFALOのマニュアルページ


表示されたマニュアルのページ。ヘッダー下のパンくずリストを見ると、BUFFALOさんのトップページから辿るとかなり深い階層のページだとわかります。「ユーザーはお行儀よくリンクをたどってはくれない」というのは前回のWCAN(レポートはこちら)でも取り上げられていました。

マニュアルのページ、各プロセスが細かく分けられ、とても丁寧に書かれています。しかし、どうしても文字中心なのでマニュアルが好きではない方には厳しい印象。そこで、同ページのトップにリンクが貼られていたYouTube動画を見てみました。



やっぱり動画だとわかりやすかったです。
文字を読みたくない人にはぴったりの動画マニュアル、YouTubeの動画一覧を見たところかなり充実していました。動画によっては、型番違いの情報や接続先が他社製品の場合の動画にリンクが貼られているので、動画同士をたどって欲しい情報に辿り着ける仕様に助けられました。

「あなたのためのマニュアル」は強い

BUFFALOのルータについては、製品数の多い場合のモデルケースだと思います。
次は、nasneの接続方法を調べたときのWebサイトのインターフェースについて。前述のルータが「広く浅く」なら、こちらは「狭く深く」よりユーザーにぴったりな情報を与えられる例です。


nasneの接続シミュレーション

nasneの接続シミュレーション


「接続方法」のページで、接続したい機器やLANポートの空き状況、有線接続の可否を選択していくと、自分に合った接続方法が表示されます。(ページ遷移がないのも個人的にポイント高いです)
一製品のためのWebサイトだからこそできる仕様かとは思いますが、機器の接続って苦手な人にはとてもハードルの高い分野なので、ユーザーひとりひとりの状況に寄り添えるのは理想的ですね。

「オンリーワン」の手法はソフトのダウンロードにも利用できる


Wacomのドライバダウンロードページ

Wacomのドライバダウンロードページ


ペンタブレットでお馴染みのWacomのドライバダウンロードも、製品の型番とOSを選ばせるタイプです。ずらりと並んだ製品一覧から選ぶのも製品名やルックスが特徴的なら効果的ですが、条件を絞り込んで誘導する方がスマートかもしれません。

徹底的に「1ユーザー」になってみる大切さ

記事にまとめると随分あっさり設定できたように見えてしまいますが、実際はタブレット片手にほぼ半日を費やしてしまいました…。

たまたま最近制作しているWebサイトで、自分がエンドユーザーになるようなものがなかったこともあり、あまり「ユーザー」として振る舞うことがない昨今でした。デザインやUIの細部を観察するのも大切ですが、たまには徹底的に「ひとりのユーザー」になってWebサイトを使ってみるのも発見があって楽しかったです。