4kaku design

マーケティングを勉強しているWebデザイナーのノート

デザイナー年賀状で学んだデザインアイデア発想法

ちょっとしたご縁からデザイナー年賀状2014にデザイナーの卵として参加させていただきました。(作品一覧はこちら
そのときに教わったことや考えたこと、使わせていただいた素材などなどご紹介いたします。

大前提は「商品としてのデザイン」

生み出したビジュアルが「作品」なのか「商品」なのかは、デザイナーのみならず絵を描いたりものを作ったりするのが好きな人なら一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
今回は年賀状=商品と考えて、「売れる商品を短時間で作る=デザインのコスパを意識する」ことを目標にしました。
(実はデザインの提出〆切当日が卒業研究の発表会で、時間をかけたくてもかけられないという情けない事情があったんです…)

コンセプトの作り方を考える

デザイナー年賀状主催の水野さん(@akanerob)から、コンセプトを意識したデザインアイデアの作り方を教えていただきました。前述の「商品としてのデザイン」のお話も思いきり受け売りです。

ターゲットを考える

まず、デザイナー年賀状は「デザインをオンラインで購入し、家庭のプリンターで印刷して使用してもらう」企画です。ここから、どんな人がサービスを利用するかを読みとることができます。

  • そもそも、年賀状を出す習慣がある世代
  • プリンタを扱える。一定以上、パソコンの操作ができる。
  • 無料サービスではなく、あえてデザイナー年賀状を選ぶ理由がある
  • 他の人とひと味違ったものを送りたいのでは?(デザイナーという言葉に惹かれるとか)
  • 年賀状を出すことを大事にしているのでは?(信念の挨拶を大切にしているとか)

他サービスとの比較などで、もっと色々見えてくるかもしれませんね。

なんとなくターゲットが見えてきたら、使う人の顔を考えながらデザインをします。私の場合はニッチ狙い(晴れ着とか子どもとか)と一般向け(和柄とか)を半々くらいで提出しました。
水野さん曰く、コンセプトどおりに描けても売れるとは限らないので、商業的成功を目指すなら大きなプールを狙う方が賢いかも、とのことでした。

アイデア発想の原理を知る

デザインやるならとりあえずコレ読んどけ、というくらいの名著「アイデアのつくり方」からアイデアの捻り出し方をざっくりご紹介します。1時間もあればさくっと読めてしまう(ただし何度も読み返すこと必至)ので、ご興味のある方はぜひ。

  • 資料を集める(一般資料/特殊資料 関係する資料をとにかくたくさん集める)
  • 資料の咀嚼(資料を読み込み、いろんな組み合わせを試してみる)
  • 放置する(問題を心の外に置き、無意識で熟成されるのを待つ)
  • ひらめきの瞬間(するとユーレカ!があらわれる)
  • アイデアを形にする(実用に耐えられるまでレッツブラッシュアップ!)

ポイントは、咀嚼の段階で「もうダメだ…!」を経験することだとヤング先生はおっしゃっています。個人的に、ひらめきの瞬間(ユーレカ!)は「天啓」や「アハ体験」と訳したいです。書いていて「マゾ」という言葉が頭をよぎったのは気のせいということにしておきます。

デザインストック方法いろいろ

いくらアイデアの出し方が分かっても、やっぱり日々の積み重ねがものを言うのはどの世界でも同じです。収集方法としては、TumblrPinterestEVERNOTEが挙げられました。
「カラーバス効果(「色を浴びる」の意)」という心理学用語がありますが、自分なりのキーワードを頭の片隅に置いて日常のモノを見る習慣づくりは大切です。

興味深かったのが、あるパッケージデザイナーさんのデザイン収集方法でした。写真やスキャンではなかなか本物の質感や雰囲気を残せないので、ストックとなる印刷物やパッケージはすべて現物を保管されているそうです。

素材もストックしておく

ネット上には、商用フリーの素材サイトが多々あります。「使えるものはなんでも使う!」の精神で、今回は私もかなりお世話になりました。詳細は後述。

既存のリソースを活用する

今回は全部自分で描いていては間に合わなかったので、フリー素材サイトさまや素材集、各種ツールに大変お世話になりました。おすすめのものをいくつかご紹介します。(敬称略で失礼します)


シルエットデザイン


ベクター影絵素材のデータベースです。動物植物はもちろんのこと、個性的な人物シルエットも提供されています。
今回はウマとシマウマのシルエットをお借りしました。

商用フリーで使える影絵素材サイト シルエットデザイン


和 japanese style


趣味で購入し、年単位で本棚に眠っていた素材集が大活躍。和風な花の文様などを使わせてもらいました。(素材集の中には商用利用不可のものもあるそうなので、ご利用の際はご注意ください)

和 japanese style【Amazon】


フロップデザイン「フォント物語」


キュートな日本語フォント(ひらがな、カタカナ)を配布されている素材サイト。商用利用は有償版に限られますが、とってもリーズナブルです。今回は「うれしいたのしいダイスキ」を使わせていただきました。

フォント物語


wordmark.it


自分のパソコンに入っているフォントをWeb上で確認できるサイト。任意の文字を入力して、loadingボタンをクリックするだけで利用できます。手元のフォントを比較できるので、ロゴ制作でも大活躍しています。

wordmark.it


来年に向けてやっておくこと


まだ販売が始まっていないので結果は出ていませんが、他のデザイナーさんたちの作品が本当に素敵で、来年ももっと力をつけて挑戦したいと思いました。そのための課題は以下の通り。

  • 自作素材のストック(特にリアル系)
  • もっと目を肥やしておく(ストック!)
  • アイデアにもっと深みを(もう一捻りしたいものです)

印刷物やビジュアルデザインに限らず、Webにも言えることですね…。精進します。